人気ブログランキング | 話題のタグを見る

粉だし大活躍

書店に立ち寄るとつい買いたくなってしまう料理本、少しずつ増えていったこれらの本が我が家のキッチンの一角い並んでいます。でも料理研究家別に並べると圧倒的に多いのが山本麗子さんの本。山本さんはあまりにも有名な方なので今更私が紹介するまでもないと思います。離婚を経験され、単身東京から長野へ移住、今ではしっかりこの土地に根付き、地元の雑誌やテレビなどにも頻繁に出演されています(今に至るまでの奮闘ぶりは『山の中の幸福なキッチン』で語られています)。

粉だし大活躍_e0066677_15583156.jpg結婚前、まだ東京に住んでいた頃に買った『山本麗子のガーデニングクッキング』。ここに引っ越してきた最初の冬、まだ子供ができる前、夫以外の知り合いは一人もいなくて、でも仕事は忙しくて、夕方どんどん気温が下がって外は真っ暗になるのに薪ストーブも上手に点火できなくて、ツルツルの道を運転するのが怖くて一人で買い物にも行けなくて、気持ちがいつも住みなれた都会の方に向いていて、この場所を好きになりたい気持ちがあるのに心がついてきてくれなかったあの頃、この本の料理をよく作りました。信州の四季を写真で追いながら、地元の食材を使った美味しそうな料理が紹介されています。

粉だし大活躍_e0066677_1653048.jpg写真左下のサイン本は「金魚ではじまる」のnanairoさんのサイトにも書かれていた『「粉だし」で極上シンプルだし宣言』。何年か前に買ったのですが、その頃は“素材”や“食の安全”などまったく意識していなかった私。ミルを持っていなかったということもあり、あまり興味が湧かず、間もなく実家の母に貸し、そのままになっていました。今家族の食事について少しは真面目に考えるようになり、毎日夕食には汁ものを作っています。時間と心に余裕がある時はきちんとダシを取るけど、仕事に追われ、子供が夕食の仕度を待てなくて泣き出すとどうしても顆粒ダシに頼ってしまっていました。また、ダシを取った後の鰹節と昆布、捨てるのがもったいなくて自家製佃煮にリフォームしてもとてもとても食べる量が追いつきません。そんなことで悶々としていた頃、すっかり忘れていたこの本と実家で再会。初めて読んだわけじゃないのにまさに“目からウロコ”!以来私が粉だしのお世話にならない日はありません。かさばる鰹節なども粉だしにするとこんな瓶に収まってしまいます。ゴミも出ず、栄養を丸ごと食べてしまい、そして何よりも、美味しい~!相変わらず我が家にはミルがないので(買えって?)粉砕作業は実家でやってます。粉砕すると家中に匂いが漂います(特にニボシ)。猫の精神衛生上、その方がいいかも(笑)。

山本さんが自宅で主催されている料理教室、通いたいとずっと思っていますが、この県はと~っても広いんです。地図上では大したことのない距離でも間には山々が連なっていて。やっぱり無理だな。。。

by misha_kun | 2006-01-23 16:00 | day to day